世界樹のしずく

2025年7月25日朝4時過ぎ、しし座で新月が起こります。

占星術で使う星は、太陽や月などそれ単体で見るばかりでなく、星同士が特定の角度に巡ったときにできる結びつき「アスペクト」も重視します。今回の新月、とても美しいアスペクトができています。

アスペクトを形成すると、そこに星同士の意味の回路が生まれます。今回、新月を中心に形成されているアスペクトは「クレイドル」。ゆりかご、という意味です。そのゆりかごを作るのは、太陽と月という新月コンビ。それから先日、ふたご座に移動したばかりの天王星。春におひつじ座に移動した土星・海王星コンビもいます。それから、昨年11月にみずがめ座に移動した冥王星も。そう、新月とトランスサタニアン3世　いや違う、何を言っているんだ俺は！えートランスサタニアン3星、時代を統べる星たちとこの世の仕組みを作る土星がゆりかごとなって、「スタート」という意味合いの新月をサポートしてくれています。

厳しい星も激しい星も、ゆらゆら揺れながら、まるで赤ちゃんをあやすかのように。

自分、そして他人、自分を取り巻くさまざまな時代の変化。「自分だけ」「私とあなただけ」「その他多くの人は、それはそれ」と切り離して考えることができたならどれほど楽なことでしょう。自分のことだけ、考えていればいい。他人は他人で、選挙に行こうが行くまいが世の中は変わらない──直近の選挙をめぐる一連の出来事は、そんなふうには生きられない、生きてはいけないということを、あらためて突きつけてきたように思います。

でも、少し前であれば「関わらなければ知ることのなかった世界」も、SNSなどでふと目にする機会はとても多くなっています。まあおかしな陰謀論への入口も至るところにあるわけですが（笑）、AIを上手に使うことで、理解もしやすくなってきています。これは確かな希望だと、私は思うのです。

トランスサタニアンは、土星が作る社会の仕組みを超えた変化をもたらす星。2024年から2026年という大きな変革のなかで、それらの星たちがゆりかごを作って、「揺れながら調整していく」ことを促す今回の新月は、本当の意味での「成長」を私たちにうながしているような気がするのでした。

土星と海王星、冥王星、それから新月のすぐそばにある水星が逆行中ですから、物事はゆっくり進んでいきます。いえ、むしろ「振り返ることに意義がある」と言っても良いかもしれません。過去のさまざまな出来事が、「もう、今までの意識じゃいけないよ。未来へお行き」と、私たちを促してくれます。

どなたにとっても、よき新月でありますように。

今回の新月については、JUNさまでも書かせていただいています。12星座別の運勢にも言及していますので、ぜひご参考にしてください。

www.junonline.jp

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水星逆行中ですね。みなさま、影響は感じておられますか？私は普段、「締切当日の23：59まで粘り抜いて書く」という大迷惑な習慣の持ち主なのですが（編集者さんには事前に申告し、真の締切（なんだそれは）よりも少し前に締切を設定していただいています）、水星逆行中の本日！あろうことか締切9日前に間違えて原稿を提出しました。朝イチから23字まで、キーボードから火が出そうな勢いで書いた2万字……8月3日でOKだったんか〜い！　この原稿、編集者さんに泣きついて締切を伸ばしてもらい「8月3日！寿命が伸びました！」などと歓喜のメールを送りつけていたのに、ヌルッと7月24日に提出しちゃいましたよね。お前の寿命はどうしたんだ。ん〜気まずい！実に気まずい！恥の多い人生を送ってきました。突然の太宰。というわけで皆様、酷暑の折どうぞご自愛ください（切り替えの早いいて座）

Source: 占い師・真木あかりのブログ